こんにちは。
サクです。
仕事に家事、育児どれもしっかりとしたい。
さらに自分へのケアもしたいし、勉強もしたい。
私も、やらなければならないコト、やりたいコトがたくさんあります。
1日24時間って本当に短いですよね。
やらなければならないコトが増えすぎると、自分の時間が作れない。
でも、自分の時間をとりすぎると、家事や育児に影響がでる。
なかなか、バランスが難しい。
そんな時は「トレードオフ思考」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
「トレードオフ思考」、ビジネスや自己啓発の中で耳にすることも多いこの言葉。
結論を先に言いますと「トレードオフ思考」を、お母さんが意識的に実践することで、時間と心に余裕が持てるということです。
今回のお話は、
- 忙しくて時間がない
- 周りがのんびりしているとイライラする
- 自分の時間がない(ほしい)
- 挑戦をしたい
そんな人にオススメのお話です。
目次
トレードオフ思考とは
トレードオフ思考とは、何かを得るならば、何かを手放さなければならないという考え方です。
既に実生活の中で無意識にこの思考をしているかもしれませんね。
例えば、流行りの靴と、シンプルだけれど上質な靴、どちらを買うか迷ったとき。
こんな考えをしませんか?
得るモノ | 手放すもの | |
流行りの靴 | 流行りに乗れる(オシャレにみられる) 気分がイイ |
期間限定でしか使用できず、流行りが過ぎたら別の靴を買わなくてはならない。 |
シンプルで上質な靴 | 長く使える 様々な洋服と合わせられる |
値段が高く、流行りの靴より多くのお金を払う必要がある。 |
こんな考え方は、日々の生活の中で決断や選択をする時にやっていますよね。
「トレードオフ思考」というと、なんだか難しそうに感じますが意外と身近な思考法なんです。
なので、自分が選択・決断をする時に少し「トレードオフ思考」を意識することで、簡単にできるコトです。

忙しいお母さんが「トレードオフ思考」をするメリット
- 無駄な行動をふるいにかけられる。
(する必要があるコトとそうでないものが仕訳けられる) - 価値観が明確になり、選択・決断がしやすくなる。
- 自分にとって本当に必要なモノがわかる。
- 突発的なアクシデントにも対応できる余裕がうまれる。
- 新たに挑戦する余裕がうまれる。
自分の価値観やこだわりが分ってくると、「何を得て」「何を手放すか」を考えると、選択や決断がしやすくなります。
あまり、あれこれ考え悩む必要がなくなってくるというコトですね。
既にキャパオーバーになっていないかチェック

トレードオフ思考をする前に既にキャパオーバーになっていないかチェックしてみましょう。
今から、いくつか例をあげます。
自分がいくつ当てはまるか数えてみてください。
- 食事は毎回手作りで、1汁3菜で栄養バランスを考えている。
- 家の中は、いつ来客があってもいいようにピカピカにしている。
- 家事は、すべて自分でやっている。
- 便利家電を使ったことが無い。
- 節約を頑張っている。
- 夫のサポートもしっかりやっている。
- 子どもの希望があれば習い事をたくさんさせたい。(または、している。)
- 子どもの学習サポートをしている。
- 休みの日は、家族で出かけたり様々な体験をしている。
- ご近所さんやママ友とのお付き合いも充実している。
- 女性としてキレイでいるための努力は欠かさない。
- 仕事にも手を抜かず、同僚に迷惑をかけないようにしている。
- キャリアアップのための勉強をしている。
- 副業をしている。
- 趣味の時間をたのしんでいる。
いかがでしたでしょうか?
チェック項目が多くてすみません。
今挙げた項目は、どれも素晴らしいことですね。
でも、少し考えてみてください。
この項目、すべて完璧にこなせる人っているのでしょうか?
私は、そんなスーパーレディーがいらっしゃるならぜひ知りたい!!
このチェック項目が多いほど、あなたは既にキャパオーバーになっていて余裕がない可能性が高いかもしれません。
1日のタスクを書き出してみよう!
もしかしたら、キャパオーバーかも。
全然時間にも心にも余裕がない。
という人は、いったん「トレードオフ思考」から離れて、現状を把握しましょう。
朝起きてから寝るまで、何をしていますか?
どんな些細なことでもいいので、起きてから寝るまで何をしているのか書き出してみましょう。
時間軸をつけて書き出してみるとやりやすく、分かりやすいですよ。
・・・・・・・・・・
さて、どうでしょう。
今このワークをやっているあなたの1日、凄まじいことになっていませんか?
こんなにたくさんのコトをこなしていたのか!とビックリしますよね。
まずは、自分を盛大に褒めたたえましょう。
そして、自分を労わるためにケーキを食べましょう。
(ケーキはいらないでしょ(‘ω’)ノ)
ちなみに私の1日を書き出したものです。
(タイでは、2020年4月から感染症対策で子どもが登園できずオンラインレッスンに切り替わるコトがありました。)
この頃の私は、毎日時間を気にして椅子に座るコトは殆どない1日でした。
付箋は、当時考えたこの状況を改善する方法です。

不要なモノを捨てていこう!
現状を把握をしたところで、気が付いたこと感じたことはありませんか?
・これって、必要なコト?
・1週間に何回も買い物に行っているな~、減らそうかな。
・これって、結構時間がかかっている、なんでだろう?
・スマホ結構いじっている時間多いな~この時間があったら他のことしたいな。
1日のコトを書き出した中で、不要なモノですぐに捨てられそうなことは、捨ててしまいましょう!
たぶん、それでもまだ多くの「やるコト」が残っているでしょう。
本当に無駄なコトって少ないんですよね。
では、「トレードオフ思考」をつかって1日の「やるコト」を代替・削減していき、1日をできるだけシンプルにしていきましょう。
次の項目は、普段モノを買う時や「やるコト」を増やすときの判断・決断の基準です。
既にキャパオーバーになっている場合の、タスク減らしとしても使えますのでご覧ください。
お母さん版「トレードオフ思考」の判断基準
お母さんとして、日常の中で選択・決断の際の判断基準の例です。
あくまで、サク個人が学び実践したことですので、参考にしてみてください。
きっと、あなたには譲れないもの(好きなキャラクターとか子育て方法など)があると思います。
あたなりにアレンジして判断基準を作ってみてくださいね。
1.その仕事はあなたじゃなきゃダメ?
主に、家事に使える判断基準です。
家事代行サービスや便利家電を利用してみてはいかがでしょうか?
1日の大半を占める家事。
家事を効率化出来たら、大幅な時間が削減できます。
では、考えてみましょう。
自分で家事をすれば、お金は減らないが、時間を差し出さなければならない。
家電を購入すると、時間を得えるが、お金を差し出さなければならない。
私は、家事に関しては時間を優先し、家電を少しずつ買い足しました。
また週2でメイドさんに来てもらい、玄関、水回り、テラス、窓や網戸、アイロンがけ等、家電が苦手なコトをお願いしました。(タイでは、メイドさんを雇う文化?があります。)
夫は、最初は渋りました。
ですが、その時間を自分の勉強や子どものための時間にあてたいと伝えました。
そして、私でなくてもできる家事を夫がやってくれるのか?と聞き、
もし、その家電やメイドさんが居れば夫も家でゆっくりできる時間が出来るし、家族みんながHAPPYになる!!と言って、説得しました。
今では生活に溶け込み、無くてはならない存在となりました。
時間とお金どちらをとりますか?
どちらも正解。
だけど、その仕事があなた以外でもできるなら、他の人(夫・子ども)やモノ(家電)、サービスに頼んでみましょう。
家事=妻・母の仕事ではありません。(時代遅れ!!

2.そこまでする必要ある?
例えば、食事。
確かに、身体を作り健康を維持するためには食事は重要です。
しかし、その食事のために心がスリ減っては本末転倒ではないでしょうか。
平日は、野菜とたんぱく質の摂れるおかずが1品でもイイのではないでしょうか?
お母さんが、一緒に食卓を囲んでニコニコしていれば。
外で頑張っている子どもにとって、帰宅後のお母さんの笑顔は何よりの疲労回復薬です。
おかず少ない!!と文句を言う家族入るでしょうか。
いたとしたら、笑って「そぉ~、でも今日のご飯は美味しいでしょ♪たくさん食べてね。」と返しておきましょう。
子どもって、おかずが1,2品減っても、そんなに重要なコトだとは思っていませんよ。
そのうち慣れます。
子ども達も、お母さんが忙しいのは分かっていますから。
旦那さんに言われたら、
「1品なんだけど、コレいろんな野菜が入っていて栄養満点なのよ♪」
とか、返しておきましょう。
そのうち慣れます。
品数より奥さんの笑顔という「トレードオフ思考」になるでしょう。
キャパオーバーになる人は、真面目な人が多いです。
だから、たまに「そこまでする必要がある?」と考えてみましょう。
3.優先順位を決め手放す
全てを完璧にこなすことは、不可能です。
(できるかもしれませんが、きっと何かを失っています)
だからこそ、順位付けして下位のモノから手放しましょう。
意外と、「無くても平気じゃん」って思えるモノも出てきます。
例えば、
洗濯物をたたむ⇒洋服はハンガーで管理できます。
玄関や棚の飾りを季節ごとに変える⇒飾りを無くても、スッキリして清潔でいいと思えるかもしれません。
4.それは資産になりますか?
資産というのは、金銭的・物質的なモノだけでなく、思い出や体験・知識も含みます。
例えばテレビですね。
ついついダラダラ見てしまうテレビ。
このテレビ時間は資産になるか、無駄な時間なのか考えてみてください。
子どもと一緒に観て、一緒に感動したり笑ったり学んだりしたなら、りっぱな資産です。
対して興味もないテレビを夜更かししてみるなら、コレは資産ではなく、どちらかというと負債になりそうですね。
お母さんが「トレードオフ思考」をすることのまとめ
- キャパオーバーになるコトを防げる。
- 自分の価値観や大切なモノを実感でき、シンプルに判断できる。
- 急なアクシデントにも対応できるようになる。
- 新たな挑戦をする余裕ができる。
時間と心は、クローゼットと同じ

時間も心のキャパシティーも有限です。
それは、クローゼットの様です。
服を買ってばかりで手放すことをしなければ、クローゼットはいっぱいになります。
クローゼットにギュウギュウに押し込まれた洋服の中には、誰にも着られず埃をかぶっていくだけの洋服もあるでしょう。
やっと手に取ってもらえた!と思ったら、持ち主には似合わなくなっているかも。
持ち主も、自分が着たい服を見つけ出せなくなるかも。
何がクローゼットに入っていたかも忘れてしまい、また同じような服を買って後悔、さらにクローゼットはパンパンに。
時間と心も同じです。
日々忙しくしていると、小さな「できなかったこと」がチリのように積もります。
自分に向き合う時間がないと、心に不要なモノが消化されずに溜まっていきます。
日々のタスクをこなすことに必死で、本当に大切なモノが見えなくなっていきます。
だから、クローゼットも時間も心も、自分の容量にあった分だけいれる方がいいんです。
お気に入りの洋服以外を手放すことで、クローゼットの中身がよくわかります。
クローゼットの中にあるのは、どれも大切なモノ。
あなたにとって大切なものは何ですか?
きちんと自分の大切なモノが見えていますか?
そんな時間と心の整理に「トレードオフ思考」是非使ってみてください。
日常の中で、何かを増やそうとするときは「何を得て何を手放すか?」を自分に問うてみてください。
この情報が、お役に立てたら嬉しいです。